2月19日に塑像の実習後半の6回目、つまり最後の回がありました。講評と作品壊しです。
作品にスケッチを一枚つけて並べます。小生のはこんな感じ。
ずらっと並べて先生方が採点をします。その間、別の部屋で石膏取りの過程を動画で見せて、小生が説明するはずだったのですが、パソコンからプロジェクターへの出力がどうしてもうまくいかず、あきらめてノートパソコンの画面を見せて説明をしました。皆には申し訳ないことでした。
で、採点が終わったのを確認して、元のアトリエに戻ります。最初に藤原先生と角田先生の全体の講評。この実習がどんな意味を持つか、見て解釈しているものを三次元の塑像にするときの難しさ(いつも実感してます)、など、いちいち納得。
その後、二班に分かれてそれぞれの作品の講評です。後半は藤原彩人先生のグループだったので、そちらに参加。小生の作品は一番最後になりました(いつもだけど)。途中の一場面です。どんな講評をしていたか、覚えていません。 最後に小生の番です。塑像実習後半(5)で書いたように、女性らしさが感じられない像になってしまいました。モデルさんは比較的男っぽかったんですが、それでも女性らしさはあります。実は後半を始めるときに、藤原先生から二人のモデルのうちこちらのモデルを作りなさいと言われました。
その理由は、小生の立体のとらえ方が、ちまちましているというか、顔の奥行きのメリハリが不足しているので、骨格がはっきりして面長のこのモデルさんで作るのがいいと考えていただいたようです。
出来上がったものは、やっぱりまだ、口元や目の大きさや目元、眉毛など、奥行きが足りないという評価でした。口もちょっと小さすぎとのこと、確かにそうですね。
目がちょっと見開きすぎているのは、わかっていました。もうちょっと、上瞼を下げなければいけないのですが、黒目部分がうまく表現できたので(と思ったので)、手を加えるのをためらってしまったのです。その結果、カッと見開き、にらみつけるような感じになってしまいました。いずれにしても、さらに精進します。
全員が終わったので、作品を壊して拳大の塊にし、粘土槽に戻します。壊すのはあっという間です。塑像板を洗って小割や金属へらも洗い、部屋を掃除して今年度の実習はおしまいです。
角田優先生、藤原彩人先生、ありがとうございました。