塑像の実習後半(5)

このところ「つぶやき」ばかりで、「生物学」や「鳥に学ぶを」はすっかりご無沙汰していますが、ご勘弁ください。今出版のための最後の追い込みに追われています。それが終わったら、また書き込むよう努力します。

ということで気軽に書ける「つぶやき」です。塑像の実習がもう5回目になり、今日でモデルさんが入るのはおしまいです。実習開始時に、「完成させなくてもよいから、しっかりと観察するように」と角田先生からの言葉がありました。学生さんたちは何か気が抜けている気がしますが、それにはめげず、こちらは一生懸命、観察して手を入れました。

前回の最後の作品の写真を家でじっくり見ると、いくつかの点が気になりました。前回の最後に書いたように、左右にゆがみがあり、女性の持つ柔らかさがなくて男っぽい感じがすることです。また、左右の眼が中心に寄りすぎている気もします。

そこでこの点に気を付けながら直し始めました。ちまちまやっていると、角田先生が近づいてきたので、どうも女性らしさに欠け男に見えてしまうというと、目の位置が中央に寄りすぎる、目の周りの凹凸が強すぎる、と粘土をもってきて、ぐいぐいと右側の眼のあたりを直してくれました。すると確かに柔らかい感じになりました。うーん、うまいなー。

それでこれを手本に、左側の眼を全面的に直しました。そうすると左右の眼の感じが同じにならず、てこずりました。左右のゆがみも少し直しました。あとは細かい顔の凹凸とか、髪の量とかを直し、完成度を上げる努力をしました。でもって今日の最後にできたものがこれです。

いろいろな角度から撮影したものを、ギャラリーとして下に載せておきます。クリックすると拡大されます。

前回のものよりは女性らしくなったけれど、まだ足りない気がします。でも頑張ったから、良しとするか、と一人で慰めています。来週は最後の講評です。