7月26日に江戸川区子ども未来館で小学生を対象に出前授業を行ってきました。出前授業というのは正確ではないかもしれません、学校ではなく、子ども未来館が提供する「夏休み応援プロジェクト」の中の一つ「顕微鏡で細胞を調べよう」を担当したのです。
こども未来館が提供するこのプロジェクトには、45もの魅力的なプログラムが7月から8月終わりまで並んでいます。その一つを担当したというわけです。昨年同様、SSISSの他の3人の会員もそれぞれプログラムを担当しています。
午後2時から3時半までの予定で、受講者は事前に申し込んだ小学3年生から6年生の16人でした。やることは基本的には昨年と同じで、生物は細胞からできていることを、顕微鏡を使って観察、確認しようというものです。
昨年の失敗を反省して、顕微鏡の使い方をパワーポイントのスライドと配布した手順書をもとに、順番にかつ丁寧にひとつひとつ説明しながら各自に操作してもらい、だいたいの児童がx40からx400までの倍率で、何とか観察できるようになりました。
それでも視野から外れてしまうので、助け舟を出します。
今年は、タマネギ、トマト、ナスの表皮を観察し、単細胞生物のゾウリムシを観察し、最後に自分の口腔上皮細胞を観察するところまで行えました。少し時間が伸びたけれど、最後にメダカの発生の映像を見せて、細胞一つだけの生物(単細胞生物)もいるけれど、ふだん目にする植物も動物も多細胞生物で、たくさんの細胞からできているんだよと、強調しました(下の写真ではガッテンをしているように見えますね)。