銀座8丁目のギャラリー「せいほう」で開かれている、Year-End Exhibition of Mini-Sculpturesへ行ってきました。この画廊は、毎年末、中堅(たぶん)の彫刻家の作品展を行っていて、多数の作品が出展され即売もされています。「医療と造形」でお世話になった、舘山拓人さん、奥田真澄さんの作品も出展されているので、12月18日、用事の合間に訪ねました。
そうしたら全く偶然に、奥田真澄さんが在廊されていて、たぶん3年半ぶりにお話しすることができました。医科歯科大学の本部の方で、上記の科目が始まった時は、実習の授業が終わった後は必ず、「ナポリの下町食堂」でお昼を食べたものでした。
奥田さんは現在は三重大学に移って活躍されています。全然、変わらず(髪型がちょっとポップになったかしら)、いろいろと話ができて、とてもよかったです。作品はテラコッタの、上向きに寝ている女性像で、「秋の気配」というタイトルでした。
舘山拓人さんの作品は、「あるときの情景-現れた結晶-」というタイトルで、今度は髪の毛の中に手はないようでした。代わりに何かが頭(脳あるいは気持ち)の中に芽生え始めているのでしょうか(照明の関係で黄色がかぶっていますが、うまく調整で取れませんでした)。
このあと資生堂ギャラリーで、小沢剛「帰ってきたぺインター」を見ました。ぺインターF(藤田嗣二)の生涯を「もしもで」描いたものだそうで、とても興味深い内容でした。あまりじっくりと鑑賞する時間はなかったのですが(特にビデオを)、絵を見せるというより、ぺインターFを題材に、歴史とか世界を見せようとしている感じがしました。