せわしない日々を送っていたので、7月から固定ページへの書き込みや投稿が、だいぶ途絶えてしまいました。日時を少し戻って、8月のことから書き込みます。
高等学校生の孫が日本史を学習中ということで、それなら奈良へ連れていこうということになって、8月10日から13日まで、8月の暑い中、クラブ活動のない日を狙って、奈良へ旅行に行きました。
初日は奈良市内のホテルに荷物を預け、すぐに宇治の平等院へ。
高等学校の修学旅行で来た時以来です。なんか雰囲気が変わっています。もっと前の池が大きかったような記憶が、、。
だいぶ修復されているんですね。前は建物も赤く塗られていませんでした。調べてみると修復が完成して落成式が行われたのは、平成26年10月1日。どうりで新しく感じるはずです。
もともとは別荘であったものを、藤原道長の子、頼道が父の死後、寺院として建てたものとか。鳳凰堂の中へ入ると浄土へのあこがれというか執念がひしひしと感じられます。正面左の扉が台風の影響で塗装が剥落したので、緊急の修繕をしているとかで、やぐらが組まれて作業が行われていました。そのため、写真では正面扉に白いものが写りこんでいます。
近鉄奈良駅に近い、予約した安いホテル(ピープルズイン花小路)に戻って、サービスのそうめんを食べたが、ここの食堂は利用せずに近くを散策しながら物色、結局、月日亭近鉄奈良駅店に入り、季節御膳、おっとその前にビール、今日は暑かったので。
翌日は、足を延ばして室生寺と長谷寺。朝早いうちに室生寺へ。結構不便なところで、近鉄大阪線室生口大野駅が最寄り駅。ここからバスなのだが、バスが来る気配はない。タクシーをと探していたら、一台だけさっきまで客待ちだったタクシーにお坊さんのような感じの人が乗り込むところ。未練がましい顔をしていると、すぐ近くまで行くので一緒にどうぞと、ありがたい申し出。甘えることにした。終点の室生寺のすぐ手前で下してもらい、その人はタクシーでそのまま、右側の坂を上っていった。タクシー代は払わなかった。ありがとう。
両側にお土産物屋さんなどが並ぶ道を抜けて、表門へ続く赤い太鼓橋を渡って右折して、仁王門へ。
奈良の東のはずれ、山裾に囲まれているので、奈良の度重なる戦乱から免れて、建物や仏像はそのまま残っているとか。確かに一番奥の奥の院まで、ずいぶん階段を上りました。奥の院へ行くまで、まずは仁王門をくぐって左に折れ、鐙坂の階段を上がって金堂まで。
お寺の境内では、朝早いせいかまだ参拝の人はおらず、お坊さんが境内を掃き清めていました。さらに進んで本堂へ。左奥に五重塔が垣間見えます。
五重塔はさすがに美しいたたずまいでした。何年か前に台風の影響で近くの杉の木が倒れ、屋根が損傷を受けたと聞いていましたが、きれいに修復されていました。この時の工事で建物は900年代に建立されたことが確かめられたとか。
ここから長い階段を上って奥の院へ。途中に暖地性シダの北限地という看板がありました。ともかく上れや上れやというわけで行きついたところが常燈堂。ちょうど周囲の扉をあけ放っているところでした。
戻りの階段を下りるとき、常燈堂で勤行のための太鼓打ち鳴らす音が聞こえてきました。
まだ2日目の午前だけれど、続きはまたにして、ここでアップします。