科学と技術

ブログを開設すると宣言してから、もう1月近くがたとうとしています。少しまとまったものを書こうとしていたら、どんどん時間だけが経ってしまうので、ともかく書き始めることにしました。

書こうと思っていたことは「科学技術」についてです。東日本大震災の後、原子力発電の是非についての議論が盛んですが、その際にもこの「科学技術」という用語が気になっています。

いつのころから「科学技術」と、4つの文字が連続して書かれるようになったのでしょうか。そもそも科学と技術は別物です。それがある時期から「科学・技術」と「・」で分けて書かれていると思ったら、いつの間にか「・」が消えて続けて書かれるようになり、いまや科学技術立国とか科学技術基本法とか、当たり前に使われています。

しかしどう考えても、科学と技術は別物です。

このように書き始めたのが2011年8月でした。それからもう1年半がたってしまいました。時間がたってしまった理由はいろいろあるのですが、一つは教科書の執筆と校正に追われていたからです。その本がようやくこの12月13日に出版されました。東京化学同人から出た、「生物学の基礎 -生き物の不思議を探る-」というタイトルの本です。

12章の章立てになっていますが、第12章に「生命にかかわる科学・技術」という章を設け、上の関係することを書き込みました。

教科書ですが、なるべく読めるように工夫しています。興味がある方はぜひ、書店で手に取ってみてください。また、アマゾンでも取り扱われています。

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