そうだ京都へ行こう

とばかりに、月曜日の夕方4時30分の「のぞみ」に乗って、京都に来ています。

24日は朝9時の修学院離宮の参観コースに間に合うようにホテルを出て、バスとタクシーを乗り継いで時間までに到着。1時間15分ほどの参観に参加しました。たくさん撮影したうちの違い棚の写真を載せておきます。そのあとは、曼殊院、詩仙堂と尋ね、一乗寺下がり松を通って、昼食、さらにバスで銀閣寺前へ。

道を行くと団体の参観者が列をなしているので、銀閣寺はやめて哲学の道を歩いて南禅寺に向かいました。途中、法然院を訪ね、庭を見て、再び哲学の道へ戻り、南禅寺へ。その山門向かいの摩利支天と書いた大きな石柱のある聴松院を覗くと、お堂の前に形のいい梅が花をつけていました。面白いことに両脇には阿吽の仁王ならず、阿吽のイノシシです。それでパチリ。

南禅寺は方丈の庭を見てパチリ。狩野派の障壁画を見て、本堂の天井の竜の絵をパチリ。レンガ作りの水道橋をくぐって、南禅院も拝観しました。

syugakuin
marishitensml nanzennji-hojo nanzennji-ryuusml


医療と造形補遺

前の投稿で、「医療と造型」の今年度の講義が無事終了したことを書きました。一つ大事なことを忘れていました。この講義が始まってからずっと、講義全体がスムースに進んでいくように配慮し、実行してきてくれたのは、冨川紘一先生です。

月曜日の終わった後に、舘山、冨川両先生と小生が、講師室で雑談をしていて、最後の方になってその冨川先生からびっくりするようなお話(告白?)がありました。その内容はここでは書かないことにしますが、ちょうどその朝、NHKのアサイチを観ていて、堀ちえみとヤマサキ・マリ、青木アナウンサーがゲストのテーマだったので、その連関にビックリ、でした。

何はともあれ、冨川先生、ありがとうございました。これからもよろしく。


塑像実習第2クール第6回

2月23日に塑像の実習第6回目がありました。制作は先週で終わり、きょうは講評と制作した塑像の壊し(元の粘土に戻す)です。最初に粘土で制作した塑像から石膏像への型取りの説明がありました。その後、全部の作品を並べて鑑賞をした後、4人の学生さんに制作過程で感じたことや感想を話してもらい、それぞれの作品に舘山先生がコメントをしました。

150223sozou-1150223sozou-2150223sozou-3150223sozou-4

最後に舘山先生から全体の作品の講評と、この実習の意義についてのお話がありました。舘山先生は今回でこの授業の担当を終えるので、観察の重要さ、誤差を感じそれをどう修正していくかなどなど、熱っぽく語っていました。

舘山先生がそれぞれの作品を記録し、学生さんもデジカメ(今はスマホが多い)で記録し、いよいよ粘土に戻す作業。鉄ベラで真っ二つにして粘土塊へ。あっという間の作業です。

その間小生は、まだ作品に未練(というか完成度を高めたいという思い)があり、舘山先生に意見を聞くと、まだ正面から見た横幅が広すぎる(頭の縦と横幅のプロポーションが悪い)、あごの位置が後ろすぎる(耳の穴の前に下顎の骨の後端があるはず)と指摘されました。どうも頭部の両側の、後ろに見える部分を前の方にてきてしまう傾向があるようで、そのために横幅が広くなってしまう。両側を少し削って顎を前にもってきてみました。下の写真を先週撮影したものとくらべてみてください。

150223sozou-5 150223sozou-6

さらに第1クールで作って壊さなかった像を舘山先生がてずから修正を加えてくれました。その写真も載せておきます。第1クールの最終回の写真とくらべてみてください。確かによくなっています。どうもありがとう、次回に生かします。まだまだ修行が足りません。

150223sozou-7150223sozou-8


塑像第2クール第5回

塑像実習第5回目が2月16日にありました。モデルさんが入るのは今日が最後です。頑張って仕上げました。最後の最後にこめかみあたりの感じと目頭の瞼の位置関係が違うと舘山先生に指摘され、こめかみは少し押し込んで整えました。まだ悔いが残るけれども、もうモデルさんはいません。ともかく写真を撮りました。以下の通りです。ちなみに、このモデルさんんは、アイキャッチに使っている作品と同じ人です。髪の毛が伸びていますね。

Sozou201502-1 Sozou201502-2 Sozou201502-3 Sozou201502-4 Sozou201502-5 Sozou201502-6


塑像第2クール第4回

4回目の塑像実習が今日ありました。前回の時に書いたように(投稿の下の方をご覧ください)、なんとなくお面をかぶってヘラヘラした感じの首像になりました。舘山先生に頬のあたりに縦に線を入れられて、ここから両側は要らない、なぜなら顔というのは前方にとがっているはず、また目頭と目尻の位置(前後関係)が違っていると言われました。それで、今回、最初にその線から両側をバッサリと削りました。それが下の写真です。

0002

その後、形を整え、目と口を取り除き、もう一度、作り直しました。Before(前回のもので上の写真のように削る前)とAfterの写真です。

00020003

 

 

 

うーん、少しは感じが出てきたかしら。口の位置を直せばいいかも。この後、髪の毛をつけて今日の作業を終わりました。

 


塑像実習第2クール始まってるよ

塑像実習は第2クールがすでに始まっています。実は第2クール(つまり半分に分けた後半)は1月5日に始まりました(なんとまあ年明け早々だこと)。その後3週間、間が空いて(1回は成人の日で休日)1月26日に第2回があり、今週の月曜日(2月2日)に第3回がありました。第1回は心棒作り、第2回はモデルさんが入ってデッサンと荒付け、そうして第3回はモデルさんを観察しながら立体にしていくという過程は、これまでと同じです。頭骨の形を考えながら首から上を作っていく、楽しい作業です。まあ、うまくいったかなと思って、終わって写真を撮ってみると何となく違和感があります。正面からとったものはどう見ても、モデルさんとは違います。なんかお面をかぶったような感じ。もちろんまだ髪の毛は作っていないのですが。

0002

そこへ舘山先生があらわれて、顔の幅が広すぎる、実際はもっとすぼんでいる(とがっている)といい、頬のあたりに鉄ベラで縦に線を入れました。つまりここから外側は削れというわけです。ショックでしたが、確かにお面のように見えるのは、顔を平面でとらえていて、後ろの部分が前へせり出した形で造形しているようです。平面ではなく三次元で制作することの難しさというか、見方が悪いんだと改めて感じます。もう何回かやっているのに、、。来週また頑張ります。


新しいクロススティッチ作品

一月ほど、なんとなく忙しくて投稿もページへの追加も行えませんでした。1月20日だったかに、クロススティッチの新しい作品が完成しました。今回のものは少し目が粗くて(確かCountが12か14)刺しているときは図柄全体が粗い気がしていたのですが、縁取りをしたらぐっとしまって、なんとなく雰囲気が出ました。タイトルはWise Owlといいます。いかにも森の賢者という風貌です。小生もそうありたいものだと思います。

0001


2015年のご挨拶

新しい年を迎えました。皆様の健康とご多幸をお祈り申し上げます。

暮れにパソコンに不具合が生じ(どうやらハードディスクが飛んだようです)、その復旧に時間がかかっています。何とか基本的なところは使えるようになりましたが、まだ完全復旧とはいきません。

そんな中でのご挨拶ですが、暮れに下の娘夫婦が、6月に生まれた孫娘を連れて帰ってきて3週間ほど滞在しました(12月30日に帰りました)。楽しい時間でしたが、忙しくもありました。

でもそのおかげで全員集合の写真を撮ることができました。そんな写真を載せて、のご挨拶です。今年もよろしくお願いいたしま2015Cardsmlす。


塑像実習第6回

塑像実習第6回目がありました。もう実際の制作は先週で終わりで、今回は講評と作品を元に戻す(つまり壊す)作業です。

いつもの部屋ではなくビデオが移せる部屋に移動し、最初に今日の段どりの説明がありました。ついで先生方が採点をしている間に、以前録画したビデオを使って石膏取りの説明です。粘土の作品は普通は石膏取りをするのだけれど、この授業では時間がないのでそこまではやれません。そこで2010年度に小生が最初に作った作品を東京芸大の舘山先生の部屋(というか制作室)に持ち込んで、夏休みに石膏取りをした過程をビデオ撮影したものを編集して15分ほどにまとめたものを使い、出演者である小生が説明をしました。石膏取りをしたのは、もう4年以上前になるんですね、懐かしい。

採点が終わり、制作室へ戻って作品を並べ、その前にみんなが並んで座り、講評会が始まりました。学生一人一人が自分の作品を改めて眺め、制作過程や出来栄えについて感想や思いを述べていき、先生が講評をしていきます。

DSCF0001

DSCF0005モデルさんは2人いて、6人づつ(確か)がそれぞれのモデルさんを見ながら制作しているのですが、一つとして同じものがない、というかそれぞれが個性あふれる表情をしています。ということはどれもモデルさんの雰囲気を出していないというわけです。もちろん小生のものもです。

DSCF0009

最後に小生の作品も講評のために真ん中へ移動させ、自分としては失敗作で、荒付けからの最初の過程が不十分だった、基礎が大事なんだと感じたと述べました。舘山先生は作品には特に触れずに、全体的な講評をして締めくくりました。

みんな、自分の作品を記念撮影しています。先生も記録としてそれぞれの作品を撮影します。小生も作品をちょっとアングルを変えて撮影しました。正面から見るとどうも男っぽいので、それを隠すためです。

DSCF0010

いよいよ壊しに入ります。4週間かけて作った作品は、あっという間にもとの粘土に戻りました。小生は、自分の作品は壊さず、欠席した学生さんの作品を壊しました。最後に部屋を掃除して、6週間の塑像実習はおしまいです。いろいろありがとうございました。

講師控室の戻って、舘山拓人先生、藤原彩人先生と雑談。これが楽しいのです。受講者の身分でありながら、講師室で先生方と雑談できる、結構刺激的な時間です。大学へ入学する前の基本を修業のように叩き込んだこと、それは対象をあらゆる角度から観察し、本質に迫るように表現することで、個性はその上にこそ盛られること、だそうです。修行の過程での形の本質を再現することは、色や陰影に惑わされずに、形そのものを再現する3Dプリンターによる作品出力に似ているとのこと。いつも感じるのですが、対象を観察して、表現するのか説明するのかの違いはあるものの、芸術全体とまではいわないけれど彫刻と自然科学は、どこか相通じるものがある、ということです。

来年はまた後半が1月からは始まります。そこにも参加させていただこうと思っています(厚かましくも)。これまでの指導をありがとうございました。


WordPressへの移行が完了

これまで作ってきた静的なホームページを、WordPressを利用した動的ホームページへの移行する作業が完了しました。今日は記念すべき日です、バンザーイ。もっと時間がかかるかと覚悟をしていたのですが、最後は一気呵成に作業を進めて完成させました。本当は今日あった塑像の実習第6回のことを書かなければいけないのですが、それを後回しにして、ともかく完成に向けて頑張りました。

これでページの更新と追加が容易になるでしょう。あとは本人の自覚とやる気の問題ですね。


科学と生物学について考える一生物学者のあれこれ